あなたが家事分担で失敗する理由
「中途半端に首を突っ込む」のは最悪パターン
僕は今まで結婚してから、家事分担について数え切れないほどの失敗をしてきました。特に子供が産まれてからは。
個人的に一番手応えがなかったのは食事関連です。
もし、この記事を読んでいる人で「結構料理好きだし、食事面で家事分担しようかな…」と思っている人は要注意です!
僕の場合は、奥さんが子供の食事が大変だとよく言っていたのを思い出し、
食事が大変…?じゃあ、できるかぎり食事関連の手伝いをしよう!
と思い立ちました。
例えば以下の感じです。
具体的には親子丼などの丼物の準備、煮物、豚肉や鶏肉の漬けおき、ひじきや切り干し大根などの副菜を仕込んでおく、などです。
それなりに気や時間も使ったつもりなので、これで多少は楽になるだろう。僕スゴい😎✨と悦に入っていました。
…しかしこれが全く響かず。
平日ご飯を作ったり買い物しても特段喜ばれるわけでもなく、せっかく仕込んだ食材が忘れ去られ無残に廃棄されるのをみて、
忙しい中頑張って手伝ってるのに~💢もうやらねー!🤬💢
と思っていたりもしました。
でも真正面から奥さんに意見する勇気もなく、モヤモヤとしながらやれることをこつこつとやっていました。
そんなある日、奥さんと軽いケンカになった時に以下のようなことを言われ、その理由が分かりました。
それは、
な、なるほど…💦一理、いや百理ある…💦
僕としては仕事が忙しい分、できる時にやれることをとにかくやる!というスタンスだったのですが、これはあまり意味がない、むしろ逆効果な時もあるということが分かりました。
つまりは毎日継続してできることが大事であり不定期は逆効果ということです。 言われてみれば、その日その日でやってくれるかどうか分からない、というのはそもそも分担とは呼べないですよね💦
この経験から僕は「できる時にとにかくやる!作戦」から、「毎日できることを毎日きっちりやる作戦」に切り替えることにしました。
小さな家事を分担しよう
とはいえ、食事に代表されるような、いわゆる「大物家事」を毎日引き受けることは僕には難しいです。
そんな時に、ふと 「大物家事」も細かく分解できるんじゃないか? 細かくわけた家事を僕がこなせば奥さんがスムーズに家事ができるようになるのでは? と思いつきました。
思えば、一言で「食事」といってもその工程はフクザツです。
具体的には
といった工程に分類できます。
他にもごみ捨てなどでは
などに分けられます。
どうでしょうか。
…意外と細かいですよね…
でもきっとこれももっと細かく分類できるはずです。
これを「食事」「ごみ捨て」といった一言で済ませていたことを、奥さんには申し訳なく思いました…😖
世の中ではこういった細かい、けれどもチリツモで結構な負担になる家事を「名もなき家事」と呼ぶそうです。
細かく分けた家事を全ての中には、僕たちが分担しやすいものと、難しいものがあります。
典型的なのは、「子供に食べさせる」など、その場にいないとできない家事は僕たちにはやることが難しいです。
逆に、食器を洗う、食卓を片付ける、といった家事は、比較的タイミングを問わず夜中や朝にもできるので僕たちでも分担することができます!
そんなわけで夜や朝の短時間でもできる 家事を潰していくことにしました。
忙しくてもできる家事分担5選
前置きが長くなってしまいましたが、僕が試してみて、少しは奥さんの助けになったぞ、という家事をまとめてみました!
その①:食器の片づけ・台所の整理(夜)
役立ち度 | ★★★★★ |
手軽さ | ★★★✩✩ |
時間 | 3~10分 |
食器を洗ったり台所を整理することは、効果が高いのに着手しやすい、コスパの高い家事分担だと思います。
食器洗いなどは、後回しにしがちだけれども後回しにすると結構困る、厄介な家事でもあります。
先ほども述べたように、食事と一言でいってもやらなければならないことがたくさんありますが、奥さんは、食事だけでなくその後お風呂にも入れなければならない、〇時までに寝かしつけもさせないといけないという、時間制限付きのtodoを山のように抱えています。
そのため、子供に食べさせるさえできれば、時間制限のない食器洗いなどは後回しにされがちです。
でもそのままにしていると、次に奥さんが料理をする時にスムーズに作業することができません。例えばシンクに食器が山積みで使えない、鍋が使いっぱなしだったから洗う、盛りつけをしたいのに食器がいつもの場所にないから探す、などで作業が中断されてしまいます。
これが結構な時間のロス・精神的なストレスになるんです。会社でいえば、朝出勤したら机の上が散らかっているまたは作業の途中で必要な書類が見つからないといったようなイメージでしょうか。
ただでさえ忙しいのに、こういうちょっとしたストレスが加わってしまうと更に追い詰められた気持ちになります。
そんな中で食器の片づけ・台所の整理はかなりオススメです。 その理由としてはスキマ時間を有効に使えるからです。
僕は仕事から帰ってきてから食器の片づけや台所の整理をするのですが、自分のご飯を準備している時やお風呂を沸かしている間のスキマ時間に片付けることができます。
この方法の良いところは、時間が強制的に区切られることで、「この時間に終わらせなきゃ!」という意識が働いて、作業が効率化することです。皆さんも〆切があると仕事がはかどるという経験をしたことがある人が多いのではないでしょうか。
料理は数ある家事の中でもトップクラスにクリエイティブで、料理が好き!という奥さんも多いと思います。ウチの奥さんも料理が好きです。もしかしたら料理をすることがストレス解消になっている、という奥さんもいるかもしれせん。
奥さんがストレスなく料理ができる前段取りをしておくのも立派な家事ですので、 奥さんが料理が好き!というご家庭の方はぜひ試してみて下さい
その②:食卓の片づけ(朝イチ)
役立ち度 | ★★★★☆ |
手軽さ | ★★★✩✩ |
時間 | 3分 |
朝起きてすぐに食卓を片付けることもまた有効です。
朝、食卓が散らかっていることのデメリットは意外と大きなものです。例えば、朝食を準備してもすぐに食べ始めることができない、子供の気が散ってしまい集中できない、などです。
食卓がきれいになっていると、食事をスムーズに始めることができます。
わが家の場合は子供の食べたいタイミングが結構重要で、このタイミングにうまくハマるとスムーズに食事が進むのですが、これを逃すと子供のダラダラスイッチが入ってしまいます。
感覚的には、朝食がスムーズに取れる時とそうでない時は10分ほど差があるでしょうか。朝の10分って結構大きいですよね。
また、朝食をスムーズに始められる、きれいなテーブルで食べることができ、奥さんが一日を気持ち良くスタートできる、ということは家庭全体への大きな好影響があります。
僕は朝起きて食事の時間が近づくと机の上に雑多に残っているおもちゃやチラシ、食器などを片付け、卓上に置いているウェットティッシュで拭いています。
時間にして2~3分程度ですが、子供の食べこぼしなども意外と残っているもので、ピカピカの机で朝食を食べると確かに気持ち良いものです。
その③:風呂掃除(朝イチ)
役立ち度 | ★★★☆☆ |
手軽さ | ★★☆✩✩ |
時間 | 3分 |
ここは風呂掃除といっても、浴室全体をピカピカにするものではありません。風呂桶だけを簡単に洗ってます。
メリットは、夕方に奥さんがスイッチ1つできれいなお風呂に入れることです。
それだけ…!?と思ったアナタ。逆を考えてみて下さい。仕事で疲れて帰ってきて、わがまま盛りの子供に食事を作り、食べさせ、ようやくお風呂にたどり着いたと思った時に、これからお風呂を洗わなければならないと気づいた時のことを…。
まぁそんなこともあるよね、と流せる精神状態であれば良いのですが、恐らく世のママはそんなに甘くないと思います。
なお、ウチの場合は奥さんが風呂好きであるということや、なぜか息子がほぼ100%の確率で湯船でオシッコをする(出た…と毎回自己申告)こともあり、毎日風呂桶を洗っています。
洗うといってもブラシなどはたまにしか使いません。基本的にはスプレー式の洗剤をシューっとかけて、少し放置して流すだけです。こんなやつ↓
僕は朝に風呂掃除をするのですが、大体シューっとして放置している間に、歯を磨くかヒゲを剃るかしながら、シャンプーやボディーソープ容器をきれいに並べるなどしています。これも朝のスキマ時間を有効活用できるのでオススメです
ちなみに皆さんはお風呂のお湯は夜抜く派でしょうか、それとも朝抜く派でしょうか。
僕は今まで朝に抜く派だったのですが、汚れが酷いと風呂桶の底に垢?が沈殿してブラシを使わなければならないこと、お湯が抜ける時間(5分くらい)が朝にはもったいないこと、から夜抜く派になりました。お風呂からあがるタイミングで抜けば、抜き忘れがないのでオススメです。
その④:欠品している食材・日用品の書き出し(随時)
役立ち度 | ★★☆☆☆ |
手軽さ | ★★★★✩ |
時間 | 1分 |
長くなってきたのでテンポよく行きます!
食事工程の中でも食材の調達はスタート地点なのですが、意外と細かなものは忘れがちです。唐揚げ作るのに鶏肉買い忘れる人はいないと思うんですが、小麦粉や油切らしてることは忘れちゃうケースって結構あると思います。
これを予防するには、気づいた都度メモするのが一番確実です。その際、EvernoteやLINEなど使っても良いのですが、シンプルにホワイトボードを冷蔵庫に貼り付けるのがオススメです。僕は100均でマグネット付ホワイトボードを買いました。
デジタルだと起動するのがストレスになるので、直感的かつスピーディに使えるアナログツールが使いやすいです。買い物に行く前に、スマホで写真撮って家を出ればバッチリです。
その他、賞味期限が近い食材を書いておいたり、プリン食べちゃダメとか冷蔵庫内のメモとしても活用ができるのでオススメです。
その⑤:ゴミのとりまとめ
役立ち度 | ★★☆☆☆ |
手軽さ | ★★★☆✩ |
時間 | 3分 |
先ほども書いたように、「ごみ捨て」はゴミ袋をゴミ捨て場に持っていく、だけではありません。散らかっているゴミをひろう、ゴミをとりまとめる、なども結構面倒な工程です。
一番手軽なのは、ゴミ箱にゴミ袋をセットすることです。
わが家ではゴミ箱が汚れるのがイヤなので、ゴミ袋をかぶせて使っています。ある程度いっぱいになってきたらゴミ袋を外して捨てに行くのですが、この時にありがちなのが、次のゴミ袋をセットするのを忘れてしまうことです。ゴミ箱をそのままにしておくと奥さんが捨てたい時にゴミをすぐに捨てることができません。先ほどの食器洗いと同じように、何かをやりたい時にすぐにできないのはストレスとなりますので、いつでもゴミが捨てられるようにゴミ袋をセットしておきましょう。
ゴミ袋をセットするのを忘れないようにするためには、ゴミ袋をゴミ箱の底で在庫するようにするのがオススメです
…語彙力が低くてすみません😅
↓の写真のような保管方法です。
この方法ならゴミ袋をセットすることも忘れないですし、ゴミ袋の在庫がなくなった時もすぐに分かるので、オススメです。
おまけ:洗濯物干しと取り込み(朝と夜)
役立ち度 | ★★★☆☆ |
手軽さ | ★☆☆☆✩ |
時間 | 15分 |
洗濯は絶対に乾燥機付洗濯機がオススメです。 でも家庭によっては導入が難しかったりしますよね。
僕の場合は、乾燥機付洗濯機はわりと早めに導入したのですが、奥さんが服にシワがつくのが嫌だという理由で、タオル以外は乾燥機能は使っていませんでした(最近ようやく乾燥機を使わせてくれるようになった)。
そのため、朝か夜に干して、どちらかに取り込む必要があるんですが、とにかくこれが苦手で。なんでかよく分からないんですが、ハンガーに服を通すのとかにやたらと手間取ってしまいます。
しかしそれよりも超絶苦手なのが、洗濯バサミをつまむこと。僕だけなのかもしれないですが、指がこんがらがってしまう感じで、うまくできないんですよね。外す時も力に任せて引っ張っちゃうんですが、その勢いで壊れたり、とにかく全く使いこなせていませんでした。
そんな時に奥さんが導入してくれたのがパラソルハンガー。これめっちゃ便利です。こんな感じのやつです↓
↑の写真を見てもらえれば分かると思いますが、中心からアームが放射線状に外に伸びています。
写真ではタオルしか干していませんが、わが家では洋服やズボン、下着なども干しています。なんといっても便利なのは下着、次いで子供の洋服です
パラソルハンガーの良いところは、完全に洗濯バサミから解放されること。もうちっちゃくて探しづらい上に握力を要する洗濯バサミを使わなくていいんです。アームに洋服の袖を通すことでカンタンに干せてしまいます。
また、子供用のシャツなどは普通はハンガーとかにかけることが多いと思うのですが、小さい服をハンガーにかけるのって結構面倒じゃないですか?僕はハンガーにかけるのに1枚20秒くらいはかかってしまうのですが、これなら5秒で干すことができます。
それでいて取り込みがめちゃくちゃやりやすいのもポイントです。ピンチハンガーだと洗濯バサミがしっかり挟んでいる分少し力が必要になりますが、これはアームに通しているだけなのでスっとストレスなくとることができます。
…ちょっと思ったよりパラソルハンガーへの愛が溢れてきたので笑、機会があれば別記事で書いてみたいと思います。
家事分担のまとめ
まとめです。
- 家事の分担は小さくても良いので毎日(定期的に)できるものを担当する
- 大物家事も細かく分ければ忙しくても分担は可能
- 家事のメインを奥さんとするならば、奥さん作業が中断されないように、メイン作業の前後の段取りを分担するのがオススメ
家庭によっても仕事の忙しさは異なると思いますので、どんな分担が助かるのか、聞いてみるのも良いでしょう。料理が苦手な奥さんや、洗濯物を干すのが好きな奥さんも多いと思います。
できれば、定期的に奥さんにフィードバックを受けてみるのがオススメです。
いずれにしても、奥さんとのコミュニケーションが一番大事ですので、会話しながら試してみてくださいねー!
それではまた